クレベリンは効かない?CMを信じるな

CMで有名なクレベリンは実は効果がなかった

クレベリン実は効果なしと報道!?

2014年、二酸化塩素を主成分とする空間除菌剤が実は根拠がなかったという不適切表示例が報告されました。
みなさんもよくご存じの「クレベリン」です。

クレベリンスプレー 300ml

1368円

クレベリンゲル 150g×(5セット)

7545円

クレベリンミニスプレー

800円

 

消費者庁からの発表内容はコチラです↓
■消費者庁
「二酸化塩素を利用した空間除菌を標ぼうするグッズ販売業者17社に対する景品表示法に基づく措置命令について」
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/140327premiums_2.pdf

 

佐々木蔵之介さんがCMをやり、空間のウイルスを除菌するということで一躍有名になりましたね・・・
佐々木蔵之介さんを使ってあんなCMまでやってるのに・・・と思うかもしれませんが、クレベリンは効果がない!これが現実です。

 

実は、CMの内容も非常にグレーな表現が使われていることもご存じでしょうか?
佐々木さんのフレーズで以下のものがありましたね。
「医師の勧める」

 

これも薬事法違反スレスレですから!
結局、CMをやっているから品質がいい、安心ということにはならないんですね。

 

クレベリンの効果

薬剤師的に言えば、クレベリンなんてホントに効果があるの?
とみな思っていたはずです。
それが、この報道がされてしまったんでもう言い逃れできないですよね。

 

この報道がされる前、私は気になってクレベリンについて個人的に調べたことがあります。
冬場のインフルエンザやノロウイルスに効果があるのか?

 

調べた結果は、消費者庁の見解とほぼ同じかと思います。

 

簡単に言うと以下の2つです。

 

  • クレベリンには効果はない
  • クレベリンに含まれる二酸化塩素には効果がある

 

クレベリンの成分は「二酸化塩素」です。
この「二酸化塩素」といった成分は非常に優れた成分です。
しかし、どうしても薬としては認められないのです。

 

なぜでしょうか?

 

クレベリンには効果はない

除菌という言葉に騙されないで!!

 

実は二酸化塩素、めちゃくちゃ不安定な物質なのです。
どうゆうことかというと、二酸化塩素はすぐに分解されてしまうんですね。

 

すぐに分解されるので、長期間使えないのです。
そして、長時間使えないと、薬として有効性があるとは言えない=効かないのです。

 

薬としてホントに効果があるものは「除菌」なんて曖昧な表現はしません!
「殺菌」や「消毒」といった表現を使います。
「除菌」=効果がないと言っているようなものなんです。

 

クレベリンは空間除菌とうたっています。
そもそも空気の消毒ということ自体、医療業界では全く意味がないとされています。

 

しかも、非常に安定性が悪いものを使うなんてと言われており、
病院内では全く普及しなかったという背景があって、仕方なく一般家庭に売りさばくようになったんですね(笑)

 

二酸化塩素は効果がある

と、散々クレベリンを否定してきましたが、
クレベリンの成分「二酸化塩素」は実は有名な大学病院内でも使われるほど、有用な成分なのです。
なんか矛盾しているようにも思えますが、何がまずかったのか?

 

それは、空間を除菌するということです。

 

大学病院では「二酸化塩素スプレー」という形で使われています。
しかし、このスプレーもすぐに分解されてしまうため長期間は使えません。

 

ただし、調整直後に限っては、効果は十二分にあります。
インフルエンザはもちろん、消毒剤の効きにくいノロウイルスにもおそらく効果があるでしょう。

 

だからといって、市販で売られている二酸化塩素スプレーも効果があるのかは非常に怪しいところです。

 

結局、これらの除菌製剤、私は、使用をオススメしませんね。
こんなものに頼らず、日ごろから手洗いをしっかりして、閉鎖空間ではマスクを着用する。

 

なぜなら、インフルエンザやノロウイルスのほとんどは手を介して感染するんですから!
インフルエンザにはアルコールが効果的です。
ノロウイルスにもアルコールである程度の効果があります。

 

手洗いが一番の感染症の対策です。

 

 

Sponsored Link


あなたにオススメのページ

健康食品の調査-健康食品試買調査結果-
東京都が毎年行っている健康食品試買調査結果。毎年86~90%の健康食品・サプリメントに不適切表示がされていると報告されています。あなたはそんな不適切表示の健康食品・サプリメントを食べてないでしょうか?
86%のサプリメント不適切例
実際の不適切表示を見てみるとビックリ!どれもTVCMや製品ラベル、ドラッグストアでの広告に書いてある表現ばかり。栄養成分を書くだけでも、栄養素の順番や入っている量の単位など、さまざま取決めがあるんです。
サプリメントの注意すべき表示・広告
ドラッグストアや通販で出回っているサプリメント・健康食品は不適切な表示・広告でいっぱいです。特に多いのが十分な根拠がないのに書かれている表示。薬剤師の私が思うに、薬じゃないんだからそんな効果ないよね、ちゃんと試験してないよね、と思います。そういった注意すべき表示や広告を紹介します。
薬事法
サプリメントはなぜ○○に効くと表示できないのか?それはサプリメントは薬ではないから、薬は薬事法という法律の基で表示が規制されているからなのです。そのため、サプリメントは薬事法に違反しないような表示をしなければなりません。どういった表示がダメなのか?薬事法の本質を確認してみましょう。
薬事法違反のサイトが強制削除
薬事法違反例を前回紹介しましたが、では、実際に違反するとどのような措置が取られるのか? 今回は、薬事法違反によって有名な大学教授が書類送検された例を紹介します。
機能性表示の解禁
サプリメントの広告費
私たちが普段何気なく観ているCMですが、ものすごいお金が動いているのです。15秒のCMで数万円~数百万円・・・これ誰が払っているかというと製品を購入した私たちなんですよね。もちろん製品にもよりますが、多額の広告費を投入した結果、店頭に販売されているサプリメントは割高の可能性がありますので、注意しましょうね。
サプリメント価格と品質の関係
サプリメントの価格ってどのくらいが適正価格なのか?非常に難しい問題です。サプリメントの業界では高ければいいものという話は通用しません。ある程度安価なものでも良いものはありますし、高くても全くオススメできないものもあります。サプリメントの価格と品質について確認してみましょう。
サプリメントの原価を教えます!
何事も商品を売るには広告費がかかります。良いものを作るには良い原料を使う必要があります。サプリメント選びに困ったら、原価を見るのが一番です。同じ原材料でも値段はピンキリ!安くて良い製品を出しているメーカーはどこなのか・・・こちらで確認してみましょう!
小林製薬:グルコサミン・コラーゲンキット
関節痛に効くとされているグルコサミンですが、実は3つも成分があるんです。その中で一番身体の中で効率良く働くのが「N-アセチルグルコサミン」と呼ばれる成分。業界最大手の小林製薬のグルコサミンは実は、これよりも吸収率がかなり劣るグルコサミンを使用していました。実際にコールセンターに問い合わせた内容を載せていますので、お楽しみください。サプリメント業界の実態がわかりますよ。
ハウス:タマネギの力
小林製薬のグルコサミン&コラーゲンキットに続いて第二弾はハウスのタマネギの力に問い合わせてみました。小林製薬とは違い、非常に誠意ある対応でしたが、実際の効果に関する根拠はありませんでした。問い合わせ内容、今回はメールで頂いた内容を載せていますので、ご覧ください。
酵素ドリンク:ファストザイム
酵素ドリンクがダイエットに良いという理由で流行っています。がしかし、薬剤師から見ると、まったく根拠のない製品ということがわかります。しかも、値段が高すぎます。酵素ドリンクを飲むよりは1割以下の値段で購入できる「プロバイオティクス」をオススメします。実際に酵素ドリンクについて何が悪いのかメーカーの方に伺いましたのでご覧ください。

 
TOP サプリメントの品質・副作用 サプリメントに騙されている サプリメントの選び方