トクホはほとんどの方に効果ない

トクホを薬剤師が勧めない理由

トクホで実際に効果を感じられる方はかなり限られる

トクホの実態とは・・・

 

トクホで有名なものと言えば、CMでもよく目にする
「黒烏龍茶」「トクホ コーラ」「ヘルシア緑茶」「ヤクルト」などでしょうか?

 

それぞれ、烏龍茶重合ポリフェノール難消化性デキストリン茶カテキン乳酸菌シロタ株といった成分が入っています。
これらの成分については全く問題ありません。
科学的根拠については、高いレベルのものです。

 

では、トクホの何がいけないのか?

私が問題と思う、次の2つについて考えてみましょう!

 

  • ここでいう効果とは誰を対象にした効果のことか?
  • 加工食品の扱いになるため、他に入っている添加物は問題ないか?

 

トクホの対象者

そもそもトクホの効果というのは、次のような試験で確認されています。

 

このトクホの有効性を確認する試験では、一般にトクホを含めた脂肪摂取量を同年代の平均以下に制限した上で、一般的な製品とトクホを置き換えて結果を得ています。
〔独立行政法人国立健康・栄養研究所より〕

 

つまり、暴飲暴食する方を対象にしているんではなく、あくまでも通常の生活をしている方を対象にしているんです。

 

ということで、実はサントリーの黒烏龍茶は消費者庁からCMを含む広告に問題があると指摘され、CMの内容が変更になりました。
確かにあの「脂肪にドーン!!」というCMは黒烏龍茶を飲めば、暴飲暴食をしても大丈夫と思ってしまうかもしれないですね。

 

さて、ではこの黒烏龍茶の試験内容を見てみましょう!
今回はCMや広告で謳っている以下の2つについて見てみます。

 

  1. 脂肪の吸収を抑える
  2. 身体に脂肪が付きにくい

 

まず、この2つの試験ですが、試験をしている対象者がそれぞれ違うんですね。
脂肪の吸収を抑える効果についての試験は、比較的健康な方を対象にしています。
(血清TG値が100~250 mg/dLの男女22人、血清TGの基準上限値は200mg/dL)

 

一方で、「身体に脂肪が付きにくい」効果についての試験は、完全に肥満の方を対象にしています。
(BMI値が25~30の男女281人、BMIが25以上を肥満と定義しています)

 

黒烏龍茶はほとんどの方が飲んでも効果がない?

一方の効果は、健康体の人に対して、もう一方の効果は肥満の人に対して試験を行っているという事実・・・
ラベルの表示からはわかりません(+o+)

 

このことは、「身体に脂肪が付きにくい」を目的として購入したのに、BMIが25以下の健康体の人は、ほとんど効果がないかもしれないことを意味しています。

 

まぁ、こういったことになるのは当たり前ですよね。
薬と考え方は一緒です。
薬は何かしら病的な症状が出ている方が飲むものです。

 

極端な例ですが、麻薬はがん治療で使われます。
一方で、健康な方が服用すると身体は麻薬に侵されます。
つまり、薬を飲むべき対象者が決まっているんです。

 

トクホやサプリメントも同じです。
対象者が決まっています。

 

すべての方が同じトクホ、サプリメントを飲めばいいというわけではありません。
時には有害なものとして働きます。

 

黒烏龍茶はすべての方に一律に効果があるような広告、表示をしています。
しかし、ふたを開けてみると、実際は対象者を絞って試験をしているんですね。

 

私は決して黒烏龍茶が悪い製品とは思っていません。
少なからず効果はあると思いますが、健康体の方には気休め程度かなと考えています(笑)
ただ、一般の方が、この対象者まで見極めるのは難しいと思います。

 

これらが私がトクホを安易に勧めない理由の1つ目です。
結局は、

トクホだけでなく、サプリメントや健康食品はあまり当てにせず、栄養バランスの取れた食事をすることを心がけましょう。

 

 

そして、トクホを安易に勧めない理由の2つ目が一緒に入っている添加物です。
トクホに入っている添加物について次は見てみましょう!

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