ジェネリック医薬品が安い理由

ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品の普及

みなさんはジェネリック医薬品(後発医薬品)のことを正しく理解していますか?

 

ジェネリック医薬品とは簡単に言うと、
「薬の効き目はこれまでの薬と同じで、3~4割ほど値段が安い薬」のことです。

 

とはいっても薬をお使いの方は次のような疑問が残るかと思います。

  • ほんとに効くの?
  • どうして安いの?

先発医薬品と呼ばれるもともとの薬と比較しながら見ていきましょう。

 

ジェネリック医薬品ってホントに効くの?

A.効きます!

 

なぜならほとんどの飲み薬は胃を通り、腸において体内に吸収されます。
ジェネリック医薬品には有効な成分がもともとの薬(先発医薬品)と同じ量入っており、腸で吸収される量も変わりがないことをそれぞれの製薬メーカーが試験をして確認しています。

 

ジェネリック医薬品ってどうして安いの?

A.通常は200~300億円かかる研究・開発費用を安く抑えられるためです!
 

  新薬 ジェネリック医薬品
研究・開発費 約200~300億円 約1億円
薬の値段 高い 新薬の半分くらい(安いものでは2割のものも)

 

先発医薬品と呼ばれる新薬は、入っている成分について様々な試験を行っています。

 

ネズミやラット・ウサギを使った動物実験から始まり、効果の有無や有害事象が起きないかを検討します。

 

問題なければ、次はヒトを使った試験です。
健康な人、病気の人にも同じように効果や有害事象を検討します。
晴れて、薬として認められた後も、実際に世の中に出回ってからどのような有害作用があるのか詳細を細かく調べています。

 

そうやって多くの方が安心して服用することができる薬が誕生するわけです。
しかし、こういった薬を作るにはかなりのお金がかかります。
いわゆる研究・開発費というやつです。

 

実はひとつの新しい薬が完成するまでに、10~20年ほどの時間がかかります。
その間にかかる研究・開発費用は200~300億円と言われています。

 

薬の値段はこういった開発費をまかなえるようにと価格が決められるため高くなるんです。
しかし、せっかく莫大なお金をかけて完成した薬を、他社に安く提供されては企業はたまったものではありません。

 

そこで、医薬品業界には以下のような仕組みが存在します。

 

  • 薬の特許として10年程独占的に販売できる
  • 10年ほどの特許が切れると、ジェネリック医薬品メーカーは同じ成分の安い薬を販売できる

 

この独占的に販売された10年ほどの間に既にどのような効果があってどのような副作用があるかの情報が集まります。

 

ジェネリック医薬品は、こういった有効性・安全性がこれまでに分かっている成分を使用しているため、研究・開発費を抑えることができ、もともとの薬の半分程度の値段で購入することができるのです。

 

 

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