ジェネリック医薬品のデメリット

2018年2月25日薬とサプリメントの違い

スポンサーリンク

ジェネリック医薬品のデメリット

繰り返しますが、私はジェネリック医薬品賛成派です(笑)!!
しかし、製造メーカーや病気の内容によっては勧められないケースもあると考えています。
実際のデメリットは次の5つかと思います。

  1. 先発医薬品(新薬)と添加物が違う場合がある
  2. 実際に副作用が起こった場合、原因を特定できない場合がある
  3. プラセボ効果で、効果を十分に得られない場合がある
  4. 個人差の出やすいデリケートな薬は、効果に違いが現れる可能性がある
  5. 製造メーカーが中小企業の場合、急に製造中止するケースがある
1.先発医薬品(新薬)と添加物が違う場合がある

薬には錠剤を固めるためや、肌への馴染みを良くするため等、
多くの添加物が使われています。
ジェネリック医薬品は有効成分は同じですが、こういった添加物は先発医薬品(新薬)とは異なる場合があります。
実際にロキソニン錠60mgとロキソプロフェンナトリウム錠60mg「日医工」の添加物を比較してみましょう!

 

添加物

ロキソニン錠60mg 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、三二酸化鉄、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム
ロキソプロフェンナトリウム錠60mg「日医工」 ヒドロキシプロピルセルロース,三二酸化鉄,乳糖,ステアリン酸マグネシウム,トウモロコシデンプン,メタケイ酸アルミン酸マグネシウム,デンプングリコール酸ナトリウム,タルク


青で示した部分が新たに加えられた添加物です。
これらの添加物の目的は、

  • トウモロコシデンプン・メタケイ酸アルミン酸マグネシウム:錠剤にするためのかさを増やす
  • デンプングリコール酸ナトリウム:口の中で細かく分かれさせ、胃で反応させる
  • タルク:製造時に錠剤の滑りをよくする

添加物が入ることでメリットももちろんあります。
このロキソプロフェンナトリウム錠60mg「日医工」は、錠剤の大きさが
ロキソニン錠60mgより2回りほど小さいです。
また、かさ増しのために乳糖だけでなく、トウモロコシデンプンや
メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを使用しているため、
乳糖が身体に合わない方が使用しやすいかもしれません。
その一方で、ロキソニン錠60mgにはなかった添加物が使われるということは、
身体に合わない、要するにアレルギー反応を起こす可能性があります。
つまり、ジェネリック医薬品へ変更して間もない場合、

アレルギー反応が出ないかを注意する必要があるんです

2.実際に副作用が起こった場合、原因を特定できない場合がある

ジェネリック医薬品は新薬と違って発売して間もない場合があります。
前述のように新たな添加物が原因で副作用が出た場合、
十分なデータがなく対応が遅れる可能性があります。

特に多いのが、中小企業のメーカーです。
副作用報告
通常、新たな副作用が出た場合、大手メーカーは親身になって情報を集めよう
としてくれます。
MRと言われる担当者が病院に行って、薬局に行って、必死に原因を追究します。
一方、人手が十分でない一部の中小企業のメーカーはどうしても対応が遅れてしまうんです。
そうなると、「この薬で○○の副作用が起こる可能性がありますので注意してください」
といったことが、病院や薬局にうまく伝わらなかったり、時間がかかったり、
ひどいときは原因を追究しない場合もあるんです。
つまり、

一部のメーカーの薬は使っても大丈夫という情報が不足している可能性があるんです

3.プラセボ効果で、効果を十分に得られない場合がある

プラセボ効果についてはコチラで確認ください。
[例]
Aさんはがん切除の手術をすることになりました。
しかし、いざお腹を開けてみると、既に多臓器へ転移しており手遅れだとわかりました。
お医者さんはしかたなく、何もせずにお腹を閉じました。
しかし、Aさんはがんが無くなったと思い込み、みるみる元気になっていきました。
プラセボ効果

思い込みによって、身体に何かしらの効果が現れることをプラセボ効果と言います。
この場合は、手術をしてがんが無くなったと思い込み、
身体がよくなるというプラセボ効果です。
さて、これを読んでいるみなさんは、
「ジェネリック医薬品ってホントに効果あるのかな?」と思っていませんか?
そう思っていると、今まで働いていたプラセボ効果がなくなり効かない可能性もあります。
ロキソニン錠60mgを飲んだ場合:
薬を飲んだからもう安心だ、もうすぐ痛みも無くなるだろう
安心だという思い込みで、プラセボ効果が働いて痛みが無くなっているかもしれません
ジェネリック医薬品を飲んだ場合:
この薬は大丈夫だろうか?痛みが無くならなかったらどうしよう
効果ないかもという思い込みで、効かないというプラセボ効果が働くかもしれません
このように、薬は疑って飲むと良くありません。

ジェネリック医薬品も、自分が納得した上で選んで飲めば、新薬と同じ効果が期待できます!

4.個人差の出やすいデリケートな薬は、効果に違いが現れる可能性がある

薬には、「○○から□□の範囲身体の中にあれば効果が出ますよ」という
ひとつの幅(以下、治療域があります。

まぁ、量が少なければ効果はないし、逆に多ければ副作用が出やすくなるんで
当たり前と言えば当たり前かと思います。
治療域
さて、タイトルにある個人差の出やすいデリケートな薬・・・
一般的には、治療域が狭い医薬品を指します。
どういったものかというと、病院で定期的な採血が必要な薬です。
といっても採血もいろいろ目的がありますよね。
採血の目的が、薬がどのくらい身体の中にあるかをチェックするケースは、
安易にジェネリック医薬品へ変更することはオススメしません。
具体的には、心臓の薬(ジゴキシン)てんかんの薬(バルプロ酸、フェニトイン)
などでしょうか。
これらは、薬の業界ではTDM(治療薬物モニタリング)が必要な薬とされています。
少し投与量を変えるだけで、治療の効果が大きく変わる薬なので、
これらの薬でもともと十分な治療効果が得られている場合は、
そのまま使い続けるのが一番良いのではないでしょうか。

こういった薬に該当しなければ、ジェネリック医薬品に変えても大きな問題は起こらないと考えられます。

5.製造メーカーが中小企業の場合、急に製造中止するケースがある

病院内や薬局内で問題になっているのが、“安定供給”についてです。
せっかく、ジェネリック医薬品に変えたのに、製薬メーカーの都合で購入できなく
なることは少なくありません。
国も製薬メーカーに対しては十分な薬の量を確保したうえで販売すること
としていますが、実際、あるメーカーは1度に2割近くのジェネリック医薬品を
販売中止にした経緯があります。
どうしても原料を調達できなくなることがあることはわかりますが、
急に製品を中止するのではなく、ある程度の猶予期間を設けてほしいものですね。
もし血圧や糖尿病などこれから長く使う可能性のあるジェネリック医薬品は
慎重に選んでください

  • どこのメーカーが作っているか
  • これまでにどのくらいの薬が中止になっているか

これらがポイントになるかと思います!

⇒BACK:ジェネリック医薬品は安いだけじゃない!ジェネリック医薬品のメリット

スポンサーリンク