分解されると意味がない-吸収・分布・代謝・排泄-

2018年2月25日薬とサプリメントの違い

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薬やサプリメントは分解される

薬やサプリメントだけでなく、普通の食事でもそうですが、食べたものがそのまま身体に付くわけではありません。
毎日食べているお米も当たり前ですが、身体の中でお米になるわけではなく、エネルギーや余ったものは脂肪として蓄えられます。
毎日食べるであろうお米
お米そのものは「デンプン」というものからなり、唾液・胃液・膵液で消化され最終的に「ブドウ糖(グルコース)」になり、身体の中へ吸収されます。
吸収されなかったものは、便として排泄されます。
ブドウ糖エネルギー脂肪経路
吸収された「ブドウ糖(グルコース)」「エネルギー」として使用されます。
エネルギーとして使用しきれない量のお米を食べると、「脂肪」として体内へ蓄えられます。
このように、いわゆる糖質と言われる「炭水化物」は、どんどん小さく小さくなっていって、通常私たちが普段使うエネルギーとして使用されますが、食べすぎると脂肪になる・・・
こういった原理から炭水化物の量を減らしましょうという「低糖質ダイエット」が流行しているんですね。

薬やサプリメントが効果を示すには

食べ物の場合は

  • 必要なものは使われる
  • 不必要なものは蓄えられる
  • 不必要なものは排泄される

これでいいと思います。
まぁ、脂肪として蓄えすぎると良くないですけどね(笑)
一方、薬やサプリメントはどうでしょうか?
せっかく口から摂りいれても、

  • 身体の中に吸収されず全部便として出てしまったら?
  • 身体の中で不必要と判断されたら?

高いお金を払ってるのにそれは困りますよね!
薬の場合、そういったことが起こらないように、ちゃんと試験がされています。
薬が身体の中でどういった動きをするのか(これを薬物動態といいいます)を確かめているんです。
薬には「吸収→分布→代謝→排泄」といったそれぞれの段階が効果に影響を与えます。
余談ですがこの「吸収→分布→代謝→排泄」の過程をADME(アドメ)と言います。
多分、何のことかさっぱりかと思うので、さっきのお米と同じように薬も考えてみましょう!

(消化→)吸収→分布→代謝→排泄=アドメ

さっきのお米の例では、「吸収→分布→代謝→排泄」については深く触れませんでしたが、詳しく書くと下記の流れになります。
薬吸収分布代謝排泄

  1. まず、胃腸で消化されます
  2. 食物繊維や便秘の薬、ミネラル分など吸収されにくいものは大腸を通り便になり排泄されます
  3. ブドウ糖(グルコース)やアミノ酸、薬物など吸収されやすいものは血液中へ取り込まれます
  4. 吸収された薬は肝臓で1回目の分解(代謝)を受けます
  5. 代謝されなかった残りが、患部へ運ばれ(分布)薬の効果を発揮します
  6. 身体の中を巡った薬は肝臓で代謝されます
  7. 肝臓で代謝されたもの、代謝されなかったものいずれも腎臓を通り尿として排泄されます

これが一般的な薬の流れです。
つまり薬は次のことを考えて設計されています。

  • 消化による影響を受けないように
  • 十分に血液中に吸収されるように
  • 1回目の代謝を肝臓でうけないように
  • ちゃんと目的の患部に薬が届くように
  • 身体に長時間残って悪さをしないよう、肝臓での代謝・腎臓での排泄ができるように

一方で、サプリメントについてはどうでしょうか?
薬と同じように身体の中でちゃんと働くよう設計されているでしょうか?
答えはNoです!
もちろん、ちゃんと試験をして考えて設計されているものもあるかと思います。
私は、そういったサプリメントをオススメしていますが、なかなか一般には出回っていないのが現状です。
この「消化→吸収→分布→代謝→排泄」の流れ
少なくともこれだけは確認してほしい項目があります。
サプリメント消化吸収代謝

  • 消化
  • 吸収
  • 1回目の代謝

この3つです。
なぜこの3つが重要なのか?
「消化→吸収→分布→代謝→排泄」の流れを順に解説していきますね。

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